痔の痛みを和らげるには|排便時のお尻への負担を減らす方法
妊娠中は、ホルモンバランスの影響や大きくなったお腹の影響などがあり、便秘になりやすい時期です。快便だったのに、妊娠をしたら突然便秘になってしまった方も多くいます。
便秘になると便が硬くなってしまうため、排便する際に肛門に負担がかかりイボ痔や切れ痔も併発してしまうことが良くあります。排便時に強い痛みがおきてしまいますが、ここで排便を我慢してしまうと、便秘がさらに悪化してしまいます。
つまり、痔の痛みを和らげることも必要なことですが、便秘もしっかり対策することが欠かせません。
痔の痛みを和らげるには
痔の痛みを和らげるためには、唐辛子などの刺激物は避けましょう。身体に吸収されなかった刺激物が便に含まれ、排便するときに肛門を刺激してしまいます。
長時間、同じ姿勢で座り続けると、肛門に負担がかかってしまい、痔が悪化してしまいます。定期定期に立ち上がったり、横になったりしてお尻を休ませましょう。
床に座るときは、あぐらではなく正座にしてください。肛門への負担を減らすことが出来ます。さらに、出来れば椅子に座ることをお勧めします。椅子もソファーのような座面が柔らかなものではなく、ある程度硬さのある座面の椅子にして下さい。
座面が柔らかいと、お尻が沈んでいまい、肛門への負担が増えてしまいます。硬い座面に円座、ドーナッツクッション(真ん中が空いているクッション)を敷くと肛門への負担を極力減らすことが出来ます。
お風呂に入って、お尻をマッサージすると、血行が良くなり症状が改善することがあります。イボ痔は肛門周りの血液の流れが悪くなり、うっ血することで起こるので、マッサージで血行を良くすることは効果的です。また、切れ痔は、肛門のの周りの筋肉が硬くなったことで起こるので、マッサージで筋肉をほぐすことは効果があります。
また、お風呂でマッサージすると、肛門も清潔になるので切れ痔改善には効果的です。肛門が汚れていると患部が炎症を起こしてしまい、症状が悪化してしまうことがあります。
便秘は痔の痛みを増やしてしまいます。便秘になり、腸の中に長い間とどまってしまった便は、水分が必要以上に吸収されてしまい、カチカチになってしまいます。そんな硬い便が肛門を通ると、肛門が刺激されたり、傷つけてしまい痛みが増えてしまいます。
また、なかなか排便できないため、必要以上に力んでしまったり、長時間トイレに座ることで肛門に負担がかかり、痛みが増してしまいます。便を柔らかくするためには、やはり食べ物に気を使うことが大切です。