赤ちゃんが心配でいきめなく残便感|力を入れずにスッキリするには
赤ちゃんへの影響が心配で、排便時にいきめなくて、残便感が残ってしまう妊婦さんも多いともいます。でも安心してください。赤ちゃんは羊水に守られているのでいきんでも影響はありません。もちろん、赤ちゃんが出てしまうこともありません。
しかし、いきむとお尻やお腹に負荷がかかるので、痔やお腹の張りを引起してしまうことがあります。とはいえ、スッキリできないのは嫌ですよね。
いきまずにスッキリするには
いきまないで便を排泄するためには、便に十分な水分を含ませて、柔らかくしておくことが大切です。そのためには、水分と食物繊維をしっかり摂って腸内環境を整えることが必要です。
水分は一度にたくさんではなく、こまめに少しずつ飲むようにしてください。一度にたくさんの水分を飲んでしまうと、すぐにおしっこで排泄されてしまいます。
また、水分は水で補給してください。お茶やコーヒーには利尿作用のあるカフェインが含まれ、スポーツ飲料やジュースでは糖分の摂り過ぎになってしまうので、お勧めできません。
食物繊維には、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維の2種類があります。不溶性食物繊維はキャベツなどの野菜に多く含まれ水溶性食物繊維は海草や果物に多く含まれています。
どちらも大切ですが、便に含まれる水分を増やし、柔らかくするには水溶性食物繊維が特に大切です。水溶性食物繊維は、保水性が高く、水分を含むとゼリー状になるという特徴があります。つまり、便に水溶性食物繊維が多く含まれることで便の水分が増え、柔らかくなります。
腸内環境が悪いと、腸の動きが鈍くなります。すると、腸の中に便が滞在する時間が長くなり、便に含まれる水分が腸によりどんどん水分が奪われます。
腸内環境を整えるためには、規則正しい生活をして、ときどき散歩などで身体を動かし、腸内の善玉菌を増やす食生活を行うことが必要です。
善玉菌を増やす食生活
善玉菌を増やすためには、ヨーグルトや漬物などに多く含まれている乳酸菌を取ることが効果的です。特に、漬物や納豆などの発酵食品にふくまれている植物性乳酸菌は生命力が強く、生きたまま腸に届くので高い効果が期待できます。
また、オリゴ糖も効果的です。善玉菌はオリゴ糖が大好物なので、善玉菌が元気になります。オリゴ糖は胃で消化されないので、しっかり腸まで届くので高い効果を発揮します。
オリゴ糖は、野菜やハチミツ、バナナ、ヨーグルトなどに含まれていますが、その量はとても少量です。なのでオリゴ糖は、食べ物から摂るよりも製品化されたものの方が効率よく摂取できるのでお勧めです。