妊婦 食事 便秘

食事制限で便通が悪化|残便感を残さずスッキリする方法

妊娠中に急激な体重増加をしてしまうと、むくみや高血圧、尿タンパクなど妊娠中毒症になる可能性が高くなります。さらには、帝王切開になってしまったり、出産時の出血が多くなったり、腰痛の悪化など様々な悪影響が予想されます。

 

 

そのため、主治医から食事制限をするように言われる人も多いかと思います。
しかし、間違った食事制限をしてしまうと便秘を悪化さえてしまうので注意してください。

 

 

肉中心から野菜中心の食生活へ

肉はカロリーが高いだけでなく、高タンパク、高脂肪食品です。このような食べ物は、腸内にいる悪玉菌の栄養源となります。なので、肉をたくさん食べると腸内環境が悪化して、腸の動きが鈍くなり、便秘が悪化してしまいます。

 

 

野菜には、食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維は腸を刺激して、動きを活発にするので便秘解消に効果があります。野菜は生でたくさん食べることが難しいので、温野菜やお鍋がお勧めです。

 

 

水溶性食物繊維を摂る

レタスやキャベツ、ごぼうなどの野菜に含まれている食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維だけでは、水分をたっぷり摂らないと、便が硬くなってしまいます。

 

 

そこで、わかめや昆布などの海藻類、大豆などの豆類、果物などにたくさん含まれている水溶性食物繊維もしっかり摂ることが必要です。水溶性食物繊維は、水に溶け、保水力が高いので、便を柔らかくすることが出来ます。

 

 

どうしても、甘いものを食べたいときには、ケーキや和菓子では無く、果物や寒天ゼリー、プレーンヨーグルトにしましょう。果物や寒天には水溶性食物繊維がたくさん含まれ、ヨーグルトには腸内環境を整える乳酸菌が含まれています。

 

 

砂糖を使いたいときには、オリゴ糖を使いましょう。カロリーは砂糖の半分以下で、さらには便秘解消の効果もあります。オリゴ糖は腸内にいるビフィズス菌(善玉菌)の栄養源となるので、腸内環境を改善することが出来ます。

 

 

朝食はしっかり食べる

胃に食べ物がを入れると、脳から食べ物を腸に送り出せという指令が出ます。そして、食べ物が腸の入り口を通ると、腸の出口が広がります。つまり、腸を動かすためには食事が不可欠です。

 

 

また、朝は胃や腸がもっとも動く時間帯です。つまり、朝に食事をすることは便を排泄するためには大切なことなのです。もし、朝食を食べないと、腸の運動が減り、便秘になってしまいます。