おならが出なくて横腹がチクチク|マッサージで溜まったガスを抜く
便秘になると大腸の中に便が長時間とどまってしまうと、腐敗が進み、ガスがどんどん発生してしまいます。通常であれば、おならとして排泄されるのですが、便秘のときは上手く排泄できないことが多いです。
すると、溜まったガスにより大腸が圧迫されて、チクチクとした腹痛やお腹の張りが起こります。便秘を解消して、ガスの発生を抑えることが一番効果的ですが、まずは溜まってしまったガスを抜くことが重要です。そんなときに、効果的なものが『の』の字マッサージです。
『の』の字マッサージでお腹に溜まったガスを抜く
右肩を下にして横になってください。右手を頭に下に置くと姿勢が安定します。この姿勢のまま、左手をパーにして胃の少し下に当てます。そして、左手をおへその方に向かうように、時計回りに円を描いてマッサージします。
マッサージするときは手に力は入れず、手のひらで優しくさするように行ってください。マッサージ中は、ガスを出すためにお腹に力を入れたり、いきまないように、リラックスして行ってください。
マッサージは、湯船に浸かりながら行うと効果が高まります。湯船に浸かると体の芯から温まり、体温が上がります。すると、腸の動きも活発になるので、ガスを体外へ排泄しやすくなります。
ただし、妊娠中の入浴はいつも以上に気をつけてください。湯ぶねの温度は38℃程度のぬるま湯に設定し、長風呂も避けてください。また、浴槽は滑りやすいので転ばないように注意してください。
湯ぶねに浸かり体が温まってきたら、まず手のひらを下腹部の右下に当てます。骨盤に内側に沿ってへその高さまで上げます。次に、右わき腹からへその下を通り、左わき腹へ移動させます。最後に、骨盤の内側に沿って下がり、恥骨の上辺りまで移動させます。この動きを、2、3回行ってください。湯船で行うマッサージは週に1、2回行うと効果的です。