下痢 便秘 繰り返し

便秘と下痢を繰り返す|お腹の中の乳酸菌を増やして整腸する

便秘と下痢を繰り返してしまう便秘をけいれん性便秘と言います。何らかの原因で、大腸がけいれんし、正しく動けないため、便秘になったり、突然下痢になったりしてしまいます。

 

 

さらに、お腹が痛くなる、便意があるのに便が出ない、出たとしても微量というような症状も表れます。このようなけいれん性便秘が起きてしまう原因は、ストレスや睡眠不足などにより自律神経の乱れです。

 

 

手や足は意識して動かすことが出来ますが、大腸など内臓の動きはコントロール出来ません。しかし、意識しなくても一定のリズムでしっかりと動いてくれています。なぜならば、自律神経がコントロールしてくれているからです。

 

 

自律神経には、交感神経と副交感神経と2つの神経があります。交感神経は体が活発に動いているとき、昼間の時間帯に働く神経で、副交感神経はリラックスしているとき、夜間に働く神経です。

 

 

交感神経と副交感神経がバランスよく働いているときに、大腸の動きは安定します。しかし、どちらかが強く働きすぎると、大腸は活発になりすぎたり、逆に動きが鈍くなったりします。そのため、便秘になったり下痢になったりします。

 

 

つまり、自律神経の乱れを正してあげることが、お腹の調子を整えることにつながります。

 

 

けいれん性便秘を解消

自律神経の乱れ整える

自律神経を整えるために必要なことは、基礎的なことですが、生活習慣を規則正しくするこです。早寝早起きを心がけてください。睡眠不足にならないように気を付けましょう。

 

 

また、ストレスもなるべく早く解消しましょう。妊娠時期は思ったように体を動かせないため、ストレスはたまりがちです。趣味をしたり、入浴したり、天気が良く、体調が良いときには、散歩をするのも効果的です。

 

 

正しく食物繊維を摂る

便秘解消には食物繊維が良いのですが、けいれん性便秘のときに食物繊維を摂ると悪化してしまう可能性があります。腸がけいれんを起こしているときに、水に溶けにくい不溶性食物繊維を摂り、腸に負担(刺激)をかけてしまうのは避けなければいけません。

 

 

ただし、昆布やわかめなどの海藻類に多く含まれている水溶性食物繊維は、けいれん性便秘解消に効果的と言われています。水溶性食物繊維は水を含むとゼリー状になるため腸に負担をかけません。

 

 

善玉菌を増やして腸内環境を整える

大腸の動きは、腸内細菌によって左右されます。善玉菌が多ければしっかり動き、悪玉菌が多ければ動きは鈍くなります。善玉菌を増やすためには、ヨーグルトや漬物などに含まれる善玉菌の1つ乳酸菌をしっかり摂りましょう。

 

 

また、善玉菌は体の外から摂るだけではなく、体内にいる善玉菌を元気にすることも効果的です。そこで、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を摂ることをお勧めします。善玉菌が元気になり、どんどん数が増えます。