便意があるのにおならしか出ない|便を出してお腹の張りをなくす
妊娠するとホルモンバランスが変わったり、大きくなったお腹が圧迫するため大腸の動きが低下します。すると、便意があっても便が出にくくなってしまいます。さらに溜まった便からはガスがたくさん発生するので、オナラばかり出るようになってしまいます。
しかし、当たり前ですが、ホルモンバランスの変化と大きくなるお腹を止めることは出来ないです。そのため、少しでも大腸の動きを良くなる対策を取ることが重要になります。大腸の動きを活発にする方法はいくつかあるので、試してみてください。
妊娠中でも出来る大腸の動きを活発にする方法
妊娠中は大きくなったお腹により、体を動かすことが大変なので、どうしても家にこもりがちだになります。しかし、体を動かさないでいると、大腸の動きが低下したり、排便に必要なお腹周りの筋肉が低下してしまいます。
ただ、妊娠中はお腹の赤ちゃんへの影響が心配なので、激しい運動は避けなければいけません。そこで、妊婦さんでも安心して出来て、便秘解消にも効果がある運動が散歩です。
天気が良い日に、体調が良ければ、公園や近所のスーパーまで歩いてみてください。ちょっとした距離ですが、良い運動になりますよ。気分転換にもなるので、お勧めです。
散歩するときは、急に陣痛が起きたり、破水したり、体調が悪くなってしまう可能性もあります。そんな時のためにも、携帯電話は必ず持って行ってください。また、母子手帳や保険証もあった方が良いですね。
長時間散歩することは無いと思いますが、汗拭きタオルや水やお茶のペットボトルもあると便利です。。急に何かが必要になったときのためにも、小銭を持っていると安心できます。
便秘に良い食べ物はいくつかありますが、特に重要なのが食物繊維です。しっかり取っている人も多いと思いますが、間違った摂り方をしていると、便秘症状を悪化させることもあるので注意してください。
食物繊維には水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維の2種類があります。不溶性食物繊維はレタスやキャベツ、ゴボウなどに多く含まれています。水溶性食物繊維は海草、こんにゃく、果物などに多く含まれています。
それぞれの特徴は、不溶性食物繊維は水を含むと何倍にも膨らむので便のかさを増やしてくれます。便のかさが増えれば、大腸が刺激されて動きが活発になります。水溶性食物繊維は、水に溶けてゼリー状になります。便に含まれることで、便の水分量を増やし、柔らかくしてくれます。
食物繊維を取るために生野菜など不溶性食物繊維ばかりを取っていると、便が硬くなってしまうことがあります。しっかりと水分と水溶性食物繊維を一緒に取ることが重要です。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の摂取割合の理想は、2:1です。
大腸内には100種類以上の腸内細菌が住んでいます。その中には、善玉菌と悪玉菌がいて、常に勢力争いをしています。どちらかが増えれば、もう一方が減るようになっています。善玉菌は大腸の動きを活発にしてくれて、逆に悪玉菌は大腸の動きを鈍らせます。
つまり、便秘を改善させるためには、善玉菌を増やすことが重要です。そのためには、善玉菌の1つ乳酸菌を多く含むヨーグルトなどの乳製品、キムチや漬物、納豆などの発酵食品を食べる方法があります。
ただ、食べ物に含まれている善玉菌(乳酸菌)は、胃を通るときに多くがやられてしまったり、大腸に住み着かずに排泄されてしまうことが多いです。それでも、毎日、大腸に乳酸菌を送り続けることは有効です。
善玉菌を増やすもう一つの方法が、すでに大腸の中にいる善玉菌を元気にすることです。そのために必要なものが糖類の1つオリゴ糖です。オリゴ糖は善玉菌の1つビフィズス菌の栄養となり、数を増やすことが出来ます。
大腸の動きをコントロールしているのが、自律神経です。私達が意識しなくても、大腸が動いているのは自律神経がコントロールしているからです。自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、この2つのバランスが取れているときに、大腸の動きもスムーズになります。
交感神経は、体が活発に動いているときに働き、副交感神経はリラックスしている時に働きます。この2つの神経の働きが高いときが体のバランス良い状態です。しかし、ストレスが溜まってしまうと、交感神経ばかり働いてしまいます。
すると、大腸の動きを活発にする副交感神経の働きが落ちてしまうので、大腸の動きが鈍くなります。なので、溜まったストレスは趣味や入浴、散歩などで早めに解消しましょう。また、早寝、早起きなど規則正しい生活を送ることも大切ですよ。